症状について

姿勢を良くすると腰痛・肩こりが悪化する人の特徴と共通点

「姿勢が悪いと言われたから意識して背筋を伸ばすようにしたのに、なぜか腰痛や肩こりがひどくなった」「良い姿勢を保とうとすると、逆に体がつらくなるのは自分だけ?」「姿勢改善って、本当にこのやり方で合っているの?」
そう思う方もいるかもしれません。

結論からお伝えすると、姿勢を良くしようとして不調が悪化する人の多くは、「姿勢を正そうとしすぎて体に無理をかけている状態」になっています。
実は、見た目だけを意識した姿勢改善は、腰や肩に余計な負担をかけてしまうことがあり、それが腰痛や肩こりの悪化につながるケースは少なくありません。

この記事では、姿勢を意識することで腰痛や肩こりが悪化してしまう人の特徴や共通点を分かりやすく解説しながら、「良い姿勢」に対するよくある勘違いや、不調を悪化させないために見直したい考え方のポイントについてお伝えしていきます。
姿勢改善を頑張っているのに結果が出ず悩んでいる方にとって、体との向き合い方を見直すきっかけになれば幸いです。

- 目次 -
  1. 姿勢を良くしているのに不調が悪化するのはなぜか
  2. 姿勢を意識しすぎて不調になる人の特徴
  3. 腰痛・肩こりが悪化しやすい人の共通点
  4. 「良い姿勢」に対するよくある勘違い
  5. 不調を悪化させないために見直したいポイント
  6. 自分で改善が難しい場合の考え方
  7. そらまち接骨院の考え方について

姿勢を良くしているのに不調が悪化するのはなぜか

良い姿勢を意識するほど体が緊張してしまう理由

「姿勢を良くしましょう」と聞くと、多くの人は

  • 背筋を伸ばす
  • 胸を張る
  • 肩を後ろに引く

といった動きを思い浮かべるのではないでしょうか。

腰痛や肩こりがある方ほど、
「姿勢が悪いから不調が出ているはず」
「姿勢を正せば楽になるはず」
と考え、日常生活の中で姿勢を強く意識するようになります。

しかし実際には、姿勢を良くしようと意識すればするほど、体に余計な力が入りやすくなることがあります。
腰を反らしすぎたり、肩や背中に常に力が入った状態が続いたりすると、体はリラックスできません。

このような状態では、筋肉が休まる時間がなくなり、結果として腰痛や肩こりが悪化してしまうのです。

体は無理な姿勢を続けると不調で知らせてくる

体はとても正直です。
自分に合わない姿勢や、無理な状態が続くと、

  • 痛み
  • 重だるさ
  • 違和感

といった形でサインを出してくれます。

姿勢を正そうとしているのに、

  • 腰が張ってくる
  • 肩や首が重くなる
  • 息がしづらくなる

と感じる場合、それは
「今の姿勢は体に合っていませんよ」
という体からのメッセージだと考えられます。

見た目がきれいな姿勢でも、
無理に力を入れて保っている姿勢は、体にとっては負担になります。
体にとっての良い姿勢とは、楽に呼吸ができ、自然に動ける状態です。

姿勢改善がうまくいかない多くの人は、
姿勢を「正そう」とするあまり、
体がどう感じているかを後回しにしてしまっています。


このように、
姿勢を良くしようとすること自体が悪いのではなく、
やり方や意識の向け方によって、不調につながってしまうことがあるのです。

良い姿勢を意識する前に、
体がどのように動いているかを見直すことも大切です。

姿勢と体の使い方の関係について、
日常生活の中で気をつけたいポイントをまとめた記事もありますので、
合わせて読んでいただくと理解が深まります。

▶ 猫背矯正だけでは解決しない!「呼吸姿勢」とは何か?

次の章では、
姿勢を意識しすぎて不調になりやすい人の具体的な特徴について、
さらに詳しく見ていきます。

姿勢を意識しすぎて不調になる人の特徴

常に「正しい姿勢」を保とうとして力が入っている

姿勢を意識しすぎて不調になる人には、いくつか共通した特徴があります。
まず多いのが、一日中ずっと正しい姿勢を保とうとしているケースです。

例えば、次のような状態に心当たりはないでしょうか。

  • 背筋を伸ばしたまま動こうとしている
  • 座っている間も腰やお腹に力を入れている
  • 肩が上がったまま下がらない
  • 気づくと体がこわばっている

このように、姿勢を「キープ」しようとすると、体は常に緊張状態になります。
本来、体は
力を入れる → 力を抜く
を繰り返すことで楽な状態を保っています。

しかし、ずっと力が入ったままだと、腰や肩が休めなくなり、不調につながりやすくなります。

姿勢を長時間キープしようとしてしまう

姿勢改善がうまくいかない人ほど、
「良い姿勢は崩してはいけないもの」
と考えがちです。

その結果、次のような行動を取ってしまいます。

  • デスクワーク中に姿勢を崩さないよう我慢する
  • 疲れても姿勢を変えずに耐える
  • 違和感があっても「我慢すれば慣れる」と考える

ですが、体にとってつらい姿勢を続けることは、改善ではなく負担の積み重ねです。
姿勢は固定するものではなく、
こまめに動き、変わり続けるものだと考える必要があります。

痛いところだけを何とかしようとしている

姿勢を意識しすぎている人の多くは、
「腰が痛いから腰を正そう」
「肩がこるから肩を下げよう」
と、気になる部分だけに意識が集中しています。

よく見られる考え方として、

  • 腰痛=腰の問題
  • 肩こり=肩の問題

と捉えてしまうケースがあります。

しかし実際には、
体は全体でバランスを取って動いているため、
痛みが出ている場所と原因が別のところにあることも少なくありません。

痛いところだけを無理に正そうとすると、
かえって体全体のバランスが崩れ、
結果として腰痛や肩こりが悪化してしまうこともあります。

まじめで頑張りすぎてしまう傾向がある

これは意外に思われるかもしれませんが、
姿勢を意識しすぎて不調になる人には、まじめで頑張り屋な人が多い傾向があります。

  • 言われたことをきちんと守ろうとする
  • 自分の体より「正しさ」を優先してしまう
  • 多少の不調は我慢してしまう

こうした姿勢は決して悪いものではありません。
ただし、体のケアにおいては、
頑張りすぎないことが結果的に近道になる場合もあるのです。


この章では、
姿勢を意識しすぎてしまう人の特徴を整理しました。

次の章では、
腰痛・肩こりが悪化しやすい人に共通する考え方や傾向について、
さらに分かりやすく掘り下げていきます。

腰痛・肩こりが悪化しやすい人の共通点

見た目の姿勢を優先しすぎてしまう

腰痛や肩こりが悪化しやすい人に共通しているのが、
「体の楽さ」よりも「見た目の姿勢」を優先してしまうことです。

たとえば、次のような考え方に心当たりはないでしょうか。

  • 背中が丸く見えるのは良くない
  • 反り腰でも、伸びていれば正しい姿勢
  • 周りから見て姿勢が良いかどうかが気になる

もちろん、見た目の姿勢が悪いよりは良い方が安心します。
ただし、体がつらいのに見た目だけ整えている状態は、
腰や肩にとっては負担が大きくなりがちです。

姿勢は「きれいに見えるか」より、
無理なく動けるかどうかが大切です。

体の違和感を我慢してしまう

不調が長引きやすい人ほど、
体からのサインを我慢してしまう傾向があります。

具体的には、

  • 少し痛いけど動けるから大丈夫
  • 姿勢を正すためには多少つらくても仕方ない
  • 慣れれば良くなるはず

と考えてしまうケースです。

しかし、違和感や痛みは体からの注意信号です。
無理を続けることで、
小さな不調が腰痛や肩こりとして強く出てしまうこともあります。

姿勢改善は、
「我慢できるかどうか」ではなく、
体がどう感じているかを基準に考える必要があります。

動きよりも「止まっている姿勢」を重視している

腰痛や肩こりが悪化しやすい人は、
姿勢を
「止まった状態で正すもの」
と考えていることが多いです。

その結果、

  • 長時間同じ姿勢で座り続ける
  • 姿勢を崩さないように動かない
  • 体を動かすことに不安を感じる

といった状態になりやすくなります。

ですが、体は本来、
動くことで負担を分散する仕組みになっています。
同じ姿勢を続けるほど、
腰や肩には負担が集中しやすくなります。

「正しい姿勢で止まる」よりも、
楽に動ける姿勢を行き来できることが、
不調を防ぐうえで重要です。

姿勢だけで不調を解決しようとしている

腰痛や肩こりがあると、
「姿勢を直せば全部解決するはず」
と考えてしまいがちです。

ですが実際には、

  • 体の使い方
  • 日常生活のクセ
  • 休めているかどうか

といった要素も、姿勢と深く関わっています。

姿勢だけに意識を集中しすぎると、
本当は見直した方がいいポイントに気づきにくくなります。

不調が悪化しやすい人ほど、
原因を一つに決めつけず、
体全体を見直す視点が必要になります。


この章では、
腰痛・肩こりが悪化しやすい人に共通する考え方や行動を整理しました。

姿勢を意識しても腰痛や肩こりが改善しない場合、
痛みが出ている場所そのものが原因ではないことも少なくありません。

「なぜ腰が痛くなるのか」「本当の原因はどこにあるのか」を、
もう少し詳しく知りたい方は、
腰痛の原因を別の視点から解説したこちらの記事も参考にしてみてください。

▶ 【保存版】腰痛が治らない原因5選!今すぐ見直すべき習慣とは?

次の章では、
「良い姿勢」に対して多くの人が持っている勘違いについて、
さらに分かりやすく解説していきます。

「良い姿勢」に対するよくある勘違い

良い姿勢は常にまっすぐだと思っている

多くの方が「良い姿勢」と聞いてイメージするのは、
背筋がピンと伸びた、一直線の姿勢ではないでしょうか。

ですが実際には、人の体は常に少しずつ動いています
立っていても、座っていても、
体は無意識にバランスを取りながら揺れています。

それにもかかわらず、

  • 背中を丸めてはいけない
  • 少しでも姿勢が崩れるのは良くない
  • まっすぐを保ち続けるのが正解

と思い込んでしまうと、体は必要以上に緊張します。

良い姿勢とは、一直線で止まった姿勢ではなく、楽に動ける状態です。
少し姿勢が変わること自体は、決して悪いことではありません。

姿勢は自分で作るものだと考えている

姿勢改善がうまくいかない人ほど、
「姿勢は意識して作るもの」
「気を抜いたら崩れてしまう」
と考えがちです。

その結果、

  • 常に姿勢を気にしてしまう
  • 気が休まらない
  • 無意識の時間がなくなる

といった状態になりやすくなります。

本来、姿勢は
体の状態や動きの結果として自然に表れるものです。
無理に作ろうとするほど、
かえって体のバランスは崩れやすくなります。

姿勢さえ良ければ不調は治ると思っている

腰痛や肩こりがあると、
「姿勢が原因だから、姿勢を直せば治る」
と考えてしまうのは自然なことです。

ただし、姿勢だけを見てしまうと、
次のような大切な視点が抜け落ちてしまいます。

  • 体の使い方に無理はないか
  • 日常生活で同じ動きを繰り返していないか
  • 体をしっかり休めているか

姿勢は確かに大切ですが、
姿勢はあくまで結果の一つです。
原因を姿勢だけに絞ってしまうと、
改善まで遠回りになることもあります。

「つらい=効いている」と思ってしまう

姿勢を正したときに、
「きつい」「疲れる」「違和感がある」
と感じると、
「効いている証拠だ」
と思ってしまう方も少なくありません。

ですが、体のケアにおいては、
つらさと効果は必ずしも比例しません

  • つらいけど我慢して続ける
  • 無理をしているのに正しいと思い込む

こうした状態が続くと、
腰痛や肩こりが悪化する原因になります。

体が楽に感じるかどうかを、
一つの大切な判断基準にしてみてください。


この章では、
「良い姿勢」に対して多くの人が持っている勘違いを整理しました。

次の章では、
不調を悪化させないために、今日から見直したいポイントについて、
より実践的な内容をお伝えしていきます。

不調を悪化させないために見直したいポイント

姿勢を正そうとする前に「体が楽かどうか」を確認する

まず大切なのは、
姿勢を整えようとする前に
今の姿勢が体にとって楽かどうかを感じてみることです。

姿勢を意識した瞬間に、

  • 呼吸が浅くなる
  • 腰や肩に力が入る
  • どこかを我慢している感じがする

こうした感覚があれば、その姿勢は体に合っていない可能性があります。

良い姿勢とは、
無理をしなくても自然に保てる状態です。
まずは「楽に呼吸できているか」を一つの目安にしてみてください。

違和感が出たら無理に続けない

姿勢を意識しているときに、
痛みや違和感が出た場合、
「もう少し頑張れば良くなるかも」
と無理をしてしまう人は少なくありません。

ですが、体のケアにおいては、

  • 違和感が出たら一度やめる
  • 姿勢を変えてみる
  • 少し体を動かしてみる

といった対応がとても大切です。

違和感を無視して続けることは、改善ではなく悪化につながることもあります。
姿勢は「守るもの」ではなく、
その都度調整していくものと考えてみてください。

姿勢を固定せず、こまめに動かす

不調を悪化させないためには、
同じ姿勢を長時間続けないことが重要です。

例えば、

  • 座っているときは定期的に立ち上がる
  • 少し体をひねる、伸ばす
  • 肩や腰の力を抜く時間を作る

といった小さな動きでも、
腰や肩への負担は大きく変わります。

姿勢を正しく保つことよりも、姿勢を変えられることを意識してみてください。

日常のクセに目を向ける

姿勢だけを意識しても、
日常生活のクセが変わらなければ、
腰痛や肩こりは繰り返しやすくなります。

見直したいポイントとしては、

  • 同じ側ばかりでカバンを持っていないか
  • スマホやパソコンを見る姿勢が偏っていないか
  • 体を休める時間が取れているか

こうした日常の積み重ねが、
姿勢や体の負担に大きく影響しています。

頑張りすぎないことも大切な姿勢改善

姿勢改善というと、
「意識し続けなければならない」
と思いがちですが、
実は頑張りすぎないこともとても大切です。

少し気を抜いたときでも、
体が楽に動ける状態を目指すことが、
結果的に不調を防ぐ近道になります。


姿勢を意識しすぎて疲れやすい方や、
体が常に緊張している感じがある方は、
自律神経の乱れが関係しているケースもあります。

「最近、疲れが抜けにくい」「リラックスしにくい」と感じている場合は、
こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

▶ 自律神経が乱れる原因と整え方を完全解説|症状・セルフケア・施術の選び方まで

自分で改善が難しい場合の考え方

我慢を続けることで不調が長引くこともある

姿勢を意識しても、
工夫しても、
それでも腰痛や肩こりが改善しない場合、
「まだ自分の努力が足りないのかもしれない」
と考えてしまう方は少なくありません。

ですが、我慢を続けることが必ずしも良い結果につながるとは限りません。

  • 違和感がずっと続いている
  • 痛みの出る場所が変わってきた
  • 以前より不安を感じるようになった

こうした状態は、
体が限界に近づいているサインの可能性もあります。

自分では気づきにくいポイントが原因になっていることがある

姿勢や体の使い方は、
毎日の習慣になっている分、
自分では気づきにくいクセが多くあります。

  • 無意識に力が入りやすい
  • 同じ動きばかり繰り返している
  • 自分では普通だと思っている姿勢

こうしたポイントは、
第三者の視点が入ることで初めて分かることも少なくありません。

「自分で頑張っても変わらない」という場合、
やり方が間違っているのではなく、見直す視点が足りていないだけ
というケースも多いのです。

原因を細かく見てくれる場所を選ぶことが大切

体の不調を相談する際は、
「とりあえず姿勢を直す」
「決まった方法だけを行う」
という場所よりも、

  • 話をしっかり聞いてくれる
  • 体の動きや反応を細かく見てくれる
  • 無理なことを押しつけない

こうした姿勢で向き合ってくれる場所を選ぶことが大切です。

姿勢は人それぞれ違い、
不調の出方や原因も同じではありません。
自分の体に合った考え方やアプローチを一緒に探してくれるかどうかが、
大きな判断基準になります。

姿勢は「直すもの」ではなく「整っていくもの」

この記事を通してお伝えしたかったのは、
姿勢は無理に正すものではなく、
体の状態が整うことで、自然と変わっていくものだという考え方です。

姿勢を頑張って意識するほどつらくなる場合は、
一度立ち止まり、
「今の体はどう感じているか」
に目を向けてみてください。

それだけでも、
腰痛や肩こりとの向き合い方は変わってきます。

そらまち接骨院の考え方について

ここまでお読みいただき、
「姿勢を良くしようとしているのに、なぜ不調が出るのか」
少し整理できた方も多いのではないでしょうか。

私たちが施術の現場で大切にしているのは、
姿勢だけを見て体を判断しないことです。

腰痛や肩こりがあるからといって、
必ずしも
「姿勢が悪い=そこを直せばいい」
とは考えていません。

  • 体がどんな動きをしているのか
  • どこで無理をしているのか
  • どんなときに違和感が出るのか

こうした点を一つひとつ確認しながら、
体にとって無理のない整い方を探していくことを大切にしています。

姿勢は、
頑張って正すものではなく、
体の状態が変わることで結果として整っていくものだと考えています。

そらまち接骨院について

そらまち接骨院では、
腰痛や肩こりといった不調に対して、
「とりあえず姿勢を直す」
「決まった施術を行う」
といった対応は行っていません。

初めての方には、

  • 今どんなことに困っているのか
  • どんな動きでつらくなるのか
  • 日常生活で気になっていること

を丁寧にお聞きしながら、
原因をできるだけ細かく確認することを重視しています。

姿勢を無理に意識してつらくなっている方や、
「何をやっても良くならない」と感じている方にこそ、
一度体の状態を整理する時間が必要な場合もあります。

もし、

  • 姿勢を頑張るほど腰や肩がつらい
  • 自分なりに工夫しているのに改善しない
  • 体の状態を一度きちんと見てほしい

と感じている場合は、
無理に一人で抱え込まず、
体の状態を一緒に確認する選択肢としてご相談ください。

あなたの体に合った考え方や向き合い方を、
無理のない形でお伝えできればと思います。

▶ そらまち接骨院のHPはこちら

山崎 巧太

山崎 巧太

柔道整復師として7年間の経験を積み、数万回の施術経験と東洋・西洋医学の知識を元に情報を発信しております。 過去にはプロアスリートトレーナーとして働いたり、エンジニアとして勤めていたりと様々な経験や知識も発信に役立てています。

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