「何度も通っているのに、また同じ痛みを繰り返してしまう」「その場では楽になるけど、本当に良くなっているのか分からない」「そもそも“根本改善”ってどういう意味なの?」
そう思う方もいるかもしれません。
結論からお伝えすると、根本改善とは「今ある痛みを取ること」だけを目的にするのではなく、痛みを繰り返さない体の状態を目指すことです。
痛みはあくまで結果であり、その背景にある体の使い方やバランス、生活習慣まで含めて考えることが、本当の意味での改善につながります。
この記事では、柔道整復師の視点から考える根本改善の考え方や、なぜ痛みを繰り返してしまうのか、そして痛みの先にある本当のゴールとは何なのかを、専門用語を使わず分かりやすく解説していきます。
根本改善とは何か?痛みを取るだけでは不十分な理由
「痛みがなくなれば治った」と思っていませんか。
実は、ここに多くの方がつまずく落とし穴があります。
痛みはつらく、不安になります。
そのため「とにかく今の痛みを何とかしたい」と考えるのは自然なことです。
しかし、痛みが消えた=体が良くなった とは限りません。
一時的に楽になっただけの場合、体の状態そのものは変わっておらず、
時間が経つと同じ場所、あるいは別の場所にまた痛みが出てしまうことが多いのです。
痛みは「原因」ではなく「結果」
柔道整復師の立場から見ると、
痛みは体からのサインであり、結果として表に出ているもの です。
例えば、
- 体の使い方に偏りがある
- 姿勢や動きにクセがある
- 日常生活で負担が積み重なっている
こうした状態が続いた結果として、
「痛み」という形で体が限界を知らせてくれているのです。
つまり、
痛いところだけをケアしても、原因が残っていれば再発する
ということになります。
「楽になる施術」と「良くなる施術」の違い
その場で楽になる施術が悪いわけではありません。
痛みが強い時には必要な場合もあります。
ただし、
- なぜそこに負担がかかったのか
- 体全体のバランスはどうなっているのか
こうした部分を見ずに、
毎回同じ場所だけを施術するだけでは根本改善にはつながりません。
根本改善とは、
痛みを出している背景まで含めて体を見直し、再び同じ不調を繰り返さない状態を目指すこと です。
この考え方があるかどうかで、
施術の方向性も、通院の意味も大きく変わってきます。
なぜ痛みは繰り返すのか?よくある改善しないパターン
「前より楽にはなったのに、しばらくするとまた痛くなる」
こうした経験がある方は少なくありません。
実は、痛みを繰り返してしまう人には共通したパターンがあります。
痛いところだけを見てしまう落とし穴
多くの場合、
痛みがある場所=悪い場所
と考えがちです。
しかし実際には、
痛みが出ている場所は“結果”として負担を受けているだけ
というケースが多く見られます。
例えば、
- 腰が痛いけれど、原因は股関節や背中の硬さだった
- 肩がつらいけれど、首や姿勢の崩れが影響していた
このように、
原因と痛みの場所が一致しないことは珍しくありません。
それにもかかわらず、
毎回「痛いところだけ」にアプローチしてしまうと、
本当の原因は残ったままになってしまいます。
生活の中に原因が残ったままのケース
施術を受けて一時的に体が整っても、
日常生活で同じ負担がかかり続けていれば、
体は元の状態に戻ろうとします。
- 長時間の同じ姿勢
- 片側に偏った体の使い方
- 無意識のクセ
こうした習慣は、
本人が自覚していないことも多いものです。
そのため、
施術だけで何とかしようとすると限界が出てしまいます。
自分では気づきにくい体のクセ
体のクセは長年の積み重ねでできています。
そのため、
「自分では普通だと思っている動き」が、
実は体に負担をかけていることも少なくありません。
柔道整復師が体全体をチェックするのは、
本人が気づいていない部分を見つけるため です。
痛みを繰り返さないためには、
- どこに負担が集中しているのか
- なぜそこに負担がかかっているのか
こうした点を整理し、
体の使い方そのものを見直していく必要があります。
「その場では楽になるけど、腰痛を何度も繰り返してしまう…」
そんな方は、痛みの原因が腰以外にある可能性 も考えられます。
腰痛がなかなか良くならない理由や、再発を防ぐための考え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
柔道整復師が考える「本当のゴール」とは
根本改善というと、
「痛みがなくなること」がゴールだと思われがちです。
しかし、柔道整復師の立場から見ると、ゴールはもう一歩先にあります。
痛みが出にくい体の状態とは
本当の意味で体が良くなっている状態とは、
日常生活の中で、体のどこかを気にせず過ごせている状態 です。
- 朝起きたときに不安がない
- 仕事や家事で体をかばわなくていい
- 動くことに対して怖さがない
こうした状態が保てていれば、
多少の疲れが出たとしても、
大きな痛みに発展しにくくなります。
つまり、
痛みが出にくい体の土台ができているかどうか
ここが重要なポイントになります。
日常生活で不安なく動けることがゴール
根本改善のゴールは、
「通わなくても大丈夫な体に近づくこと」です。
ずっと施術を受け続けなければ不安、
少し動くとすぐ痛くなる、
という状態は、まだ途中段階と言えます。
柔道整復師が目指すのは、
日常生活の中で自然に体が使える状態 です。
- 普通に歩ける
- 普通に座れる
- 普通に動ける
この「普通」が問題なくできることこそ、
根本改善の一つのゴールです。
再発を繰り返さない体づくり
痛みを繰り返す方ほど、
「また痛くなるかもしれない」という不安を抱えています。
根本改善では、
その不安を減らすことも大切にします。
- なぜ痛みが出ていたのか
- これから何に気をつければいいのか
こうした点を理解し、
自分の体の特徴を把握できている状態 になることで、
不調が出ても早めに対処できるようになります。
その結果、
大きな痛みや長引く不調を防ぎやすくなるのです。
肩こりや首のつらさが続いている場合、
実は肩そのものよりも 体の使い方や姿勢の影響 が関係していることがあります。
「なぜ肩こりを繰り返すのか?」を知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
▶ 肩こりが長引く人の共通点は“姿勢”ではなく“呼吸”だった?
根本改善のために行うチェックと考え方
根本改善を目指すうえで欠かせないのが、
「今の体がどんな状態なのか」を正しく知ることです。
ここを飛ばしてしまうと、施術の方向性がぶれてしまいます。
痛みの場所だけを見ない理由
柔道整復師が最初に行うのは、
痛みのある場所を確認することです。
ただし、それだけで終わることはありません。
なぜなら、
痛みが出ている場所だけを見ても、原因が分からないことが多い からです。
体は部分ごとに独立しているわけではなく、
全体がつながって動いています。
そのため、
- 離れた場所の動きが悪い
- 体の使い方に偏りがある
こうした影響が、
別の場所の痛みとして現れることがあります。
体全体のバランスを確認する意味
根本改善では、
体全体の動きやバランスを確認します。
- 左右で動きに差がないか
- 動かしにくい部分がないか
- 無理な力が入っていないか
こうした点をチェックすることで、
どこに負担が集中しているのか が見えてきます。
この段階で重要なのは、
「悪いところを探す」ことではありません。
今の体がどんな使われ方をしているかを把握すること です。
状態に合わせて考え方を変える必要性
体の状態は人それぞれ違います。
同じ症状名でも、
原因や負担のかかり方は同じとは限りません。
そのため、
毎回同じ流れ、同じ内容だけで進めるのではなく、
その時の体の状態に合わせて考え方を調整すること が大切になります。
- 今日は負担が強いのか
- 回復しやすい状態か
- 生活での影響が大きい時期か
こうした点を踏まえながら進めることで、
無理なく、再発しにくい方向へ体を導くことができます。
原因がはっきりしない不調や、疲れが抜けにくい状態が続く場合、
体のバランスだけでなく 生活リズムや体の緊張状態 が関係していることもあります。
自律神経と体の不調の関係については、こちらの記事で分かりやすくまとめています。
▶ 自律神経を整える方法を年代別に紹介!生活に合った3つの工夫
根本改善に必要なのは施術だけではない
「施術を受けていれば、そのうち良くなる」
そう思われる方も多いかもしれません。
しかし、根本改善を目指す場合、施術だけに頼るのは十分とは言えません。
日常生活が体に与える影響
体は、施術を受けている時間よりも、
日常生活を過ごしている時間のほうが圧倒的に長い ものです。
- 仕事中の姿勢
- 座り方や立ち方
- 動くときのクセ
こうした積み重ねが、
体に少しずつ負担をかけています。
施術で一度整った体も、
生活の中で同じ負担が続けば、
元の状態に戻りやすくなってしまいます。
自分で気をつけるべきポイント
根本改善では、
「施術を受けること」と同じくらい、
自分で気をつけるポイントを知ること が大切です。
難しいことをする必要はありません。
- 体を片側だけで使い続けない
- 無理な姿勢を長時間続けない
- 違和感を放置しすぎない
こうした小さな意識の積み重ねが、
体の負担を減らすことにつながります。
施術とセルフケアの関係
施術は、
体が正しく動きやすい状態を作るためのサポートです。
一方で、
セルフケアや生活での意識は、
その良い状態を保つ役割 を持っています。
どちらか一方だけではなく、
両方を組み合わせることで、
根本改善に近づいていきます。
「通っているのに良くならない」と感じている方ほど、
このバランスが崩れているケースが少なくありません。
根本改善を目指す人が知っておくべき注意点
根本改善を目指すうえで、
あらかじめ知っておいてほしい大切なポイントがあります。
ここを理解しているかどうかで、結果の感じ方は大きく変わります。
すぐに結果を求めすぎないこと
体は長い時間をかけて、
今の状態になっています。
そのため、
一度や二度の施術だけで、すべてが変わるわけではありません。
少しずつ体の使い方が変わり、
負担のかかり方が減っていくことで、
結果として痛みが出にくくなっていきます。
「良くなったり、少し戻ったり」を繰り返しながら、
安定していくケースも多いものです。
この過程を知っておくことで、
不安や焦りを減らすことができます。
「通えば治る」という考えのリスク
根本改善では、
「通っているから安心」という考え方には注意が必要です。
施術はあくまでサポートであり、
体をどう使っているかが最終的な結果に大きく影響します。
- 施術後の体の変化を意識しているか
- 生活の中で同じ負担を繰り返していないか
こうした視点を持つことで、
通院の意味がよりはっきりしてきます。
納得できる説明があるかが大切
根本改善を目指すなら、
「なぜこの施術をするのか」
「なぜ今この状態なのか」
をきちんと説明してもらえるかどうかも重要です。
説明を聞いて、
自分なりに納得できること。
不安や疑問をそのままにしないこと。
信頼できる関係の中で進めていくことが、根本改善への近道 になります。
まとめ:痛みの先にある「本当の改善」を目指すために
根本改善とは、
ただ痛みを取ることだけを目的にするものではありません。
痛みは体からのサインであり、
その背景には体の使い方やバランス、日常生活での負担が隠れています。
一時的に楽になることも大切ですが、
同じ不調を繰り返さない体の状態を作ること が、本当のゴールです。
そのためには、
- 痛みの場所だけにとらわれないこと
- 体全体を見て原因を考えること
- 施術と日常生活の両方を見直すこと
これらを意識しながら、
自分の体と向き合っていく必要があります。
「なかなか良くならない」
「このまま通い続けていいのか不安」
そう感じている方こそ、
一度“根本改善”という視点で体を見直してみること が大切かもしれません。
そらまち接骨院の考え方について
そらまち接骨院では、
目の前の痛みだけを見るのではなく、
なぜその痛みが出ているのか を大切にしています。
体の状態や生活背景を丁寧に確認しながら、
その方にとって無理のない改善の方向性を一緒に考えていきます。
- 何度も同じ痛みを繰り返している方
- 原因が分からず不安を感じている方
- その場しのぎではなく、長く安心して過ごしたい方
そうしたお悩みをお持ちの方は、
一人で抱え込まず、ぜひ一度ご相談ください。
痛みの先にあるゴールを一緒に目指すこと
それが、そらまち接骨院の根本改善の考え方です。